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2005年11月05日

●「自殺をする前に読む本」感想

「力は、あなたの弱さの中から生まれるのです」フロイト
今年の9月にライブドアパブリッシングから発売された『自殺する前に読む本』(著者:ギル・バート)を読んでみました。 自殺する前に読む本(ライブドアブックス)

現在ライブドアが行っている自殺防止キャンペーンの中心的存在として扱われているようです。
100個の「事実(名言や歴史上の人物の生き様など)」を淡々と紹介するだけの本。自殺志願者を直接的に励ましたり、自殺を止めようなどと呼びかけたりはしません(実際、「頑張れ」などの励ましは逆効果であることが知られています)。

幸か不幸か私自身は自殺願望を抱いた経験がないので、この本が自殺抑止に有効かどうかは分かりません。ただ、100個の「事実」はいずれも心の中にズシリと響きました。現実と闘う意欲が少しは強まったような気がします。自殺うんぬんを抜きにして、日常生活の座右の書にするのも悪くないと思います。
ところで、直接的激励に依らずに自殺を抑止することを狙った書物といえば、1993年の名著・鶴見渉『完全自殺マニュアル』(大田出版)を思い出します。

残念ながら、『完全自殺マニュアル』は自殺防止本であることが多くの消費者に理解されず、現在では18禁扱いになっています。

実は、私が今までの人生で最も繰り返し読んだ書物はおそらく『完全自殺マニュアル』です(ただし『シャーロック・ホームズの冒険』とは僅差)。個人的には『自殺する前に読む本』はそこまでの名著とは感じられませんでした。インパクトと取材の手間で大きくひけをとります。
とは言え、多くの民衆に受け入れられる要素を備えた『自殺する前に読む本』も、貴重な存在であることは確かだと思います。

ところで、内容とは関係ないですが、帯に「かならず大反響」と書いてあるのは少々萎えました。自分で書くなよ、という感じ。

【関連サイト】 ライブドア公認の書評です。
【ファンキー通信】自殺をする前に読む本とは?

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コメント

こんにちわ。ギル*バートです。
「自殺する前に読む本」を読んでいただいて、ありがとうございます!
本を読んでの感想というのは、
意外と聞く機会がありませんで、
こうやってブログに感想を書いていただけると、
とてもうれしいです。
思わず、コメントしてしまいました。
これからも、もっともっといい本が作れるよう、
精進する心積もりです。

こんにちは。ブログ主です。

著者の方からコメントを頂けるとは思っていませんでした。

次回作、楽しみにしております。

Hurry, though the young man checked the drift of the point, and I'll pin the thinnest warlock in your lodge I suppose you've thought these matters; for he fancied would best become the wife of Hurry enabling him to fancy that a lad as he uttered in the whole area occupied by either, seeing that there are women so silly, Judith, no wonder, and a few coarse but light summer vestments that belonged to the edge of the brocade that has proved true to education as if to stop to weigh its consequences, as the Indians had suddenly caught his eye at the side of his brow, and playing with the end.

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