箱男の夢

今日は暖かいです。暑く感じるほどに。
暑いのは苦手。だから夏は好きではない季節。
今日の気温は一時的でしょうが、２か月後には確実に訪れる猛暑を思うと、少しだけ憂鬱な気分です。

「夜の夢こそまこと」とは乱歩の言葉。

私も夜は好きです。

特に、都市部の夜の雑然とした暗さが好き。

闇に紛れて知らない路地に踏み込んで、どこまでも歩いてみたい、と思うことが時々あります。でも、明日の生活がある身では実行不能。残念でした。

昨年、夜行高速バスに乗った際、カーテンの隙間から見えた夜も印象深いものでした。人工的な光に満たされた交通量の少ない高速道を疾走する風景。そのままアナザーワールドにでも迷いこみそうなほどの非現実感。

はっ、また旅に出たくなってきました。

つい先程まで、新幹線に乗って旅に出ようとする夢を見ていました。

でも、何かの理由で（思い出せない）計画が頓挫。どういうわけか、夢の中で旅が完結した記憶がありません。非日常への憧れ？

ふと気がつくと、毎朝見慣れた光景はこんな感じ。

眠い眠い。許されるならばずっと眠っていたい。