No.70 サヴァ国の人々(2004/10/2)

 コウケツ死亡後、ケンシロウとリュウが訪れたのがサヴァ国。サヴァ国編の物語は後期「北斗の拳」の中では比較的人気が高いようだ。普遍的なテーマである家族愛が描かれているからだろう。私も嫌いではない。ただ、「北斗の拳」としては異色のエピソードで、前後の話からやや浮いているような気もする。連載末期で、作者も新味のあるアイデアを捻り出すのに苦労していたのかも知れない。

アサム
サヴァ国の国王。民衆から絶大な支持を受ける。大乗南拳の使い手。老齢かつ不治の病に罹っているが、それでも猛牛を一刀両断できるほどの力の持ち主。若い頃の活躍を見てみたいキャラの一人。国民には優しい名君だが、民衆が見ていない所では、突然来訪したケンシロウを殺そうとしたり、良からぬ予言をした占い師を殺したりもした。後者については批判もあるようだが、国を守るためなら手段を選ばないという姿勢は(特に北斗世界では)権力者に不可欠だと思われる。息子のカイ、ブコウ、サトラによる王座争いには悩まされたが、ケンシロウの尽力で3人は仲直り。カイ(実はこの時点で死亡)の戴冠式を民衆の中から見守りながら死去。
 
カイ
アサムの長男。3人の息子の中では最も父に似ている。というか、他の2人は余り似ていない。弟たちと仲直りした矢先、ブランカ兵の槍を背中に受けて死去。断末魔の苦しみに耐え、己の死を父に悟らせまいとする姿は感動モノ。
ブコウ
アサムの3人の息子(通称三馬鹿兄弟)の中では最も地味だが、結局サヴァ国はこの人が継嗣。それにしても、アサムの3人の息子は、一応大乗南拳を名乗ってはいるものの、父アサムより遥かに弱く見える。権力争いに没頭するあまり修行を怠っていたのだろうか。
サトラ
先程、カイについて書いているとき「さとらせまい」で変換したら「サトラ狭い」と出た。アサムの三男であるこの人は、次のエピソードのブランカ編にも引き続き登場する。ブランカ王女ルセリの婚約者。「北斗の拳」には珍しい相思相愛成就の若者。
サラ
三馬鹿兄弟の妹にあたる。ケンシロウたちのサヴァ国訪問のきっかけとなった人物だが、その後の活躍は殆どない。

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