No.66 ミスミ(2004/9/24)

 第2話で登場する老人。通称、種もみじいさん。自分の村に種もみを持ち帰ろうとするところをシンの部下であるスペード一味に襲われるが、ケンシロウに助けられる。しかし、ケンシロウはそのとき珍しくスペードを殺さず、右目に矢を突き刺すだけで逃がしてしまったので、ミスミじいさんはぶち切れたスペードに殺されてしまった。

 1話限りの登場だが、結構有名である。理由はおそらく、大多数の人が束の間の欲望の為に生きている荒廃した世界の中で、未来を見据えた農業生産を志向していることにあるのだろう。「今日より明日なんじゃ」は名言。しかし、このように高度な政治判断ができる人物が不遇なのもこの作品の常である。

 ところで、最初期の登場人物を何故今更登場させたか? それは、次回エッセイで農業政策に長けたもう一人の指導者、コウケツ様(w)を登場させる予定だからである。

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