No.43 アイン(2004/8/4)

 帝都編での準主役の一人。愛娘アスカを引き連れながら。我流のケンカ拳法を武器に賞金稼ぎをしていたが、ケンシロウに挑んで軽くあしらわれたことや、バットとの関わりを通じて改心し、反体制の北斗の軍の味方に付き、自ら賞金首になることを決意する。

 「お前ら、女はいるのか」と確認して、いないことを確認してから攻撃する習慣をもつ。本人にはアスカという娘がいる。

 帝都の支配者ジャコウ抹殺を試みるが失敗して地下に落とされ、バットや天帝ルイたちを救うべく、「頼むぜ我が愛しのゲンコツよ」とばかりに岩盤に渾身のパンチを叩き込むが、逆に腕を骨折(痛そうなシーン)。万策尽きたか、と落涙したそのとき、地面に亀裂が入り地下水が噴き上げたことにより、バットやルイたちは助かるが、アインは絶命した。

 「北斗の拳」では珍しい、一般人レベルの強さを持ちながらも華々しく活躍する拳士。一説によるとシルベスタ・スタローンをモデルにしたと思われる容姿は魅力的で、死に様も格好いい。

 好きなほうのキャラであるが、冷静に考えると、そのまま体制側で賞金稼ぎをしていれば死なずに済み(根は善人なのでケンシロウも彼を殺すまい)、娘のアスカにとって幸せだったのではなかろうか、という疑問も生じてくるのだ。

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