No.36 フドウ(2004/7/10)

 南斗最後の将に仕える南斗五車星の一人。山のフドウ。全編中でも五車星の副リーダー的存在か(リーダーはやはりリハクであろう)。正体を隠してケンシロウに近づき、南斗最後の将の元へケンシロウを誘導する。捨てられた他人の子供を多数養うという一面も持つ。ラオウ曰く、「万人に慕われる善のフドウ」とのことだが、若い頃は人の命を何とも思わぬ「鬼のフドウ」として恐れられていた。

 ケンシロウの拳に圧倒された直後のラオウから、「恐怖を拭い去るため」との理由での戦いを挑まれて受諾。ラオウは地面に線を引き、線より後ろに下がったら自分を射よ、との特殊ルールを設定。拳力の差は圧倒的で、ラオウはフドウを一方的にボコボコにするが、勝利寸前になってフドウと子供たちの眼に何故か恐怖を覚え、自ら地面に引いた線を跨いでしまう。しかし、飛んできた巨大な矢はフドウに命中。フドウ死亡。

 原作では彼の使う拳には名前がついていない。見た目にはいかにも力任せの拳、という感じで、これではケンシロウやラオウの域には遠く及ぶまい。

 ところで、彼に関してはひとつ疑問がある。若い頃、北斗神拳の道場に殴り込みをかけて一般道場生を殺害。「約束どおり金と食料をもらっていくぞ」との台詞を残してリュウケンから宝箱を強奪した。さて、道場生が殺されても平然としているリュウケンは一体、フドウと何を“約束”したのだろう。そもそも、リュウケンの力をもってすればフドウを抑えることは容易いと思うのだが。一部で囁かれる“リュウケン極悪説”の信憑性が少しだけ増したような気がしないでもない。

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