No.19 ジャギ(2004/2/5)

 先代北斗神拳伝承者リュウケンの3番目の養子。兄のラオウ・トキや、弟のケンシロウに比べ、拳の才能は大きく劣る。そのため、含み針等の武器に頼った戦い方をする。弟弟子ケンシロウが北斗神拳を伝承したことを妬み、ケンシロウに挑むが敗れ、顔面を破壊される(しかし、ケンシロウの情けで命は助かる)。核戦争後、鉄仮面を装着、自らも胸に7つの傷を付けて悪行を働き、ケンシロウの評判を落としにかかる。また、シンをそそのかしてユリアを強奪させたのも彼(まあ、これは連載当初には無かった設定でしょうが)。ケンシロウとは直接関係無いが、レイの妹アイリをさらったのもこの人。怒りに燃えたケンシロウとの直接対決でも姑息な策を弄するが、敗れ、無様に破裂して逝去。

 完全な悪党なのだが、ネット等での人気は案外高い。キャラが実に個性的に描かれていることに加え、中途半端に改心したりしない徹底振りが心地良いのだろう。

 ところで、彼は銃を常時携帯しているが、発射シーンは皆無。というより、「北斗の拳」原作全編を通じて、銃が発射されたことは無いはず。これはやはり、超人的な拳士たちでも銃には敵わないことを意味するのだろうか? 仮にそうなら、ジャギもvsケンシロウの緒戦から銃を使っていれば勝てたのではなかろうか? そんな謎も提供してくれるナイスキャラである。

エッセイindexへ戻る北斗スレの杜TOPに戻る