No.8 カーネル(2004/1/16)
核戦争前は、大国（もちろん米国のイメージでしょう）軍隊の特殊部隊“レッドベレー”のトップ。核戦争後は、鍛え上げた特殊能力を武器に、選ばれた優秀な民だけで構成される国「ゴッドランド」を築こうとするが、野望半ばでケンシロウに倒され、絶命。
現実世界で“身体的に強い人”というと、格闘技を極めた人とか、軍隊で特殊技能を身につけた人を思い浮かべると思う。カーネルは後者。ケンシロウ戦の緒戦では、相手の動きを悉く先読みするなど、なかなかの強さだが、最終的にはケンシロウの“暗殺者の血”に完敗。南斗聖拳の一派である「南斗無音拳」も使ったが、対ケンシロウでは殆ど無意味だった。
カーネルの存在意義のひとつは、「北斗の拳」の世界での“拳法使い”の優位性を読者に強く印象付けることにあったと思う。彼ほどの実力者が実在することは間違いないだろうが、北斗や南斗の使い手から見れば赤子も同然、ということだ。